理容師になるには最短で何年かかる?資格を取る方法や必要アイテムも紹介!
「床屋」「散髪屋」とも呼ばれる理髪店では、理容師がお客様の施術を担当します。
理容師として働くためにはどうすればいいのか、何年で理容師になれるのか気になる人もいるでしょう。
今回は、理容師になるまでのステップや最短で資格を取る方法について解説します。
理容師の仕事に興味がある人はぜひチェックしてみてください。
目次
1.理容師になるための道のりとは?
理容師はヘアカット、シャンプー、顔そり、整髪などの施術をする仕事です。
美容師と共通する部分も多いですが、顔そりは理容師のみ行うことができます。
未経験から理容師になるには資格を取り、技術を身につける必要があります。
理容師になるためのステップを順に紹介します。
1-1.資格を取る
理容師になると決めたら、専門学校に入学して資格取得を目指しましょう。
理容師の仕事をするには、理容師免許を取得する必要があるからです。
厚生労働大臣指定の理容師養成施設(専門学校)を卒業すると、理容師国家試験の受験資格を得られます。
合格後は免許申請の手続きをすると、理容師名簿に登録、理容師免許が交付されます。
第45回(令和3年春期)理容師国家試験の合格率は85%、1289人が受験して1096人が合格しています。
美容師国家試験の合格率は92.3%なので、理容師免許のほうが合格率は低いことがわかります。
実技と筆記を両方合格する必要があるので、試験に向けて実技の練習と筆記の勉強を進めていくことが大切です。
1-2.理容室で経験を積む
理容師免許を取得したら、理容師として就職することができます。
理容師の道へ進む人の就職先は主に理容室ですが、チェーン店や個人経営の店、理容・美容併設店、1000円カットなどの低価格店、シェービング専門サロンなど選択肢があります。
理容室へ入店したら、まずはアシスタント・見習いとしてスタートし、店舗業務全般を学び、技術の腕を磨いていきます。
店のカリキュラムや個人差がありますが、1~3年ほどのアシスタント期間を経て、スタイリストデビューができます。
スタイリストになるとカット施術などに入客でき、理容師のキャリアを積んで将来はオーナーの道へ進む人もいます。
2.最短どのくらいで理容師免許が取れる?
理容師になるために必要な理容師免許(国家資格)ですが、受験資格を得るために、まずは理容専門学校へ入学するところからスタートします。
理容学校に通う期間は、昼間過程2年、通信課程3年と決まっています。
また、美容学科を卒業した美容師免許取得者は、1年6か月で理容師免許受験資格を得ることができます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
2-1.昼間過程は2年
昼間過程は2年制です。
理容師に必要な技術と知識を学べるほか、福祉理容、エステ、メイク、ネイルなどのカリキュラムが充実している学校も多いのが特徴です。
国家試験対策も充実しているので合格率が高く、学費は通信課程と比較すると高額になります。
2-2.通信課程なら3年
通信制の履修期間は3年で、自宅学習とスクーリングで卒業を目指します。
理容補助の仕事をしながら通信課程で資格取得を目指す人以外にも、社会人や主婦も多く、年齢層が幅広いのが特徴です。
スクーリング(登校して授業を受ける)の授業日数や、届いた教材のレポート提出の単位を全て取得することで卒業できます。
サロン従事者のみ入学できる場合や、中卒でも入学が可能な場合など、学校により募集要項が異なります。
2-3.美容師免許取得者は1年半
美容師と理容師の2つの免許を取得することを「ダブルライセンス」といいます。
2017年に理容師・美容師法施行規定が改正されたことにより、美容師免許を持っている人は通信課程で修業1年半、筆記試験課題は1科目のみで理容師免許の資格を取得できるようになりました。
最短で理容師・美容師の両資格取得を目指しやすくなったことにより、ダブルライセンスコースを設置する学校も増えてきています。
3.理容師の必要アイテム3選
最後に、理容師の仕事に必要な道具を紹介します。
道具選びに大切なことは、自分の手に馴染むかどうか、使いやすいかどうかです。
金額の高さや安さは関係なく、使い心地や機能性、耐久性を重視して選ぶのがコツです。
自分に合う道具はパフォーマンスの向上にもつながるので、アイテム選びにこだわってみましょう。
3-1.カミソリ
顔そりを行うための剃刀は理容師の必需品です。
剃刀には日本剃刀、西洋剃刀形など種類がありますが、主に使われているのは替刃式の西洋剃刀です。
形や感触などさまざまな剃刀があるので、自分が使いやすいものを選びましょう。
3-2.クリッパー(バリカン)
刈り上げや丸刈りなどのスタイルを作るのにかかせないのがクリッパーです。
手動式と電子式があります。
バリカンは切れ味が大切です。定期的にメンテナンスをしないと刃の動きや切れ味が悪くなり、錆が発生してしまうこともあるので注意しましょう。
3-3.シザー(はさみ)
シザーはメーカーごとに形や使い心地、切れ味が異なるため、自分に合ったブランドを見つけることが大事です。
職人の手で作られ、細かい部分までこだわっているシザーブランドは質が良く、スタイリストに人気があります。
大切なシザーを収納するシザーケースも良質なものを選ぶと長く愛用できるでしょう。
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