アーチコンセプトのシザーケースを使う方必見!知っておきたいお手入れ方法やグッズなどをご紹介

2022.06.28

理美容師さんや、トリマーさんなどが毎日使用している革素材のシザーケース。普段はシザーケースを装着したまま、カットやシャンプー、カラーリングなどの施術をおこないます。その為汚れや汗、化学薬品などがシザーケースに付着してしまい劣化が早くなってしまいます。
この劣化を防ぐ為には、定期的なお手入れが重要になります。上手にお手入れしながら長く愛用したいですよね。本記事では、アーチコンセプトのシザーケースお手入れ方法やグッズなどについてご紹介します。

1.アーチコンセプトが使用している革素材とは?

アーチコンセプトで販売している全シザーケースの素材は、革の本場イタリア・トスカーナ地方「ORICE(オリーチェ)」社の本革を使用しています。動物の皮になめし加工を施す際、ORICE社では天然の植物エキスを使用する、ベジタブルタンニング法が使われています。
自然の素材のみ使用しているため人や環境に優しく、丈夫でしっかりとした質感が特徴です。使用していくと少しづつ柔らかくなり、時間の経過と共に風合いが変化します。

2.シーザーケースのお手入れをする際に必要なグッズ

2-1.革専用のブラシ(必須)

シザーケースについたホコリや、溝の汚れを落とす際に使う「革専用のブラシ」。ブラシの毛には豚毛や化繊毛、馬毛など様々な種類があります。おすすめは毛の品質が均一で管理しやすい化繊毛、もしくは柔らかい質感で繊細な革にも安心して使える馬毛です。毛質は化繊毛が馬毛より硬くなっています。

2-2.レザープロテクションクリーム(必須)

シザーケースの表面に塗ることで、水や油分からしっかり守る「レザープロテクションクリーム」。レザープロテクションクリームは、革に必要な栄養や水分を与えながら、薄い保護膜を作ります。これによって、水や油分などが革に浸透するのを防ぎます。
また、汚れが着きにくく、付着しても取り除きやすくなるためシザーケースのお手入れには欠かせません。

(アーチコンセプトさんおすすめの商品のURLです。)
https://uniters-online.shop-pro.jp/?pid=110997107

2-3.レザーケアワイプス(あると便利!)

クロスで簡単に汚れの拭き取りができる「ソフトクリーナークロス」と、革を水や油分から保護する「プロテクションクリームクロス」がセットになっています。個包装になっており、使用する際はクロスを取り出してシザーケースを拭き取り、乾燥後プロテクションクリームクロスを全体につける簡単ケアグッズです。

(アーチコンセプトさんおすすめの商品のURLです。)
https://uniters-online.shop-pro.jp/?pid=110997042

3.シザーケースのお手入れ手順

3-1.革専用のブラシでホコリを落とす

革専用のブラシで、シザーケース全体のホコリや汚れを落とします。革には無数の毛穴があるため、ブラッシングで溜まった汚れはメガネ拭きや布などでサッと拭き取りましょう。この作業をする事で、革目が整いレザープロテクションクリームが綺麗に塗れます。

3-2.レザープロテクションクリームを塗る

レザープロテクションクリームを布につけて、シザーケース全体を均一に塗布し、自然乾燥させます。自然乾燥させる時は陰干しにしましょう。完全に乾燥したら、最後に軽く革専用のブラシでブラッシングしたら完成です。

4.どのくらいの頻度でお手入れが必要なの?

3の手順でおこなったお手入れは、アーチコンセプトでシザーケース購入後約6か月から1年の間にするのがベストです。その後も数ヶ月ほど空けて継続してお手入れしてください。アーチコンセプトでは、シザーケースのご注文を頂いてから、レザープロテクションクリームを塗り、乾燥させてから発送しています。
同じお手入れグッズを使用していただく事で、予防メンテナンスが継続されて艶のあるベストな状態が維持できます。

5.NGお手入れ方法

革素材のシザーケースは、誤った方法でお手入れすると傷が付いたり、硬くなってしまいます。代表的な間違ったお手入れ方法を3点解説します。

5-1.乾拭き

革として使用される動物の皮にも、人間と同じ様に無数の毛穴が存在します。乾拭きで強く擦ったりすると、表面を傷付け汚れが毛穴の奥に浸透しテカリの原因となってしまいます。

5-2.中性洗剤を水で薄くし布で拭く

汚れを落とす際によく用いられる「中性洗剤を水で薄くし布で拭く」方法は、革素材のシザーケースにはよくありません。中性洗剤の中に入っている化学薬品に、革が反応しシミや硬くなる恐れがあります。

5-3.研磨剤が入ったメラニンスポンジで擦る

研磨剤が入ったメラニンスポンジで、革素材のシザーケースを擦ると表面に傷が付き、革の色が薄くなります。また、革の表面に塗装されたクリームが剥がれてしまい、ホコリや汚れが付着しやすくなってしまいます。
身近にあり、お手入れには最適なんじゃないかと思う3点でしたが、実際にしてしまうとシザーケースの寿命が短くなります。必ず正しいお手入れ方法でシザーケースをケアしましょう。

6.アーチコンセプトのシザーケースお手入れ方法まとめ

アーチコンセプトではシザーケースを長く愛用していただける様に、色んな工夫をしております。ただし、シザーケースがご自身の手元に届いてからは、自分でお手入れをしなければなりません。
定期的にシザーケースの底に溜まる毛を取り除き、数ヶ月おきに革専用のブラシとレザープロテクションクリームを使ってお手入れすることで、艶のあるいい状態が保てます。ぜひこちらを参考にシザーケースをお手入れしてください。