美容師が風邪をひいたらどうする?対処方法や体調管理のコツを紹介

2022.11.21

ハードなサロンワークが続いてなかなか体が休まらず、心や身体の疲れを感じた経験はありませんか?
スタイリストの場合、指名が入ると簡単には休めないですよね。具合が悪くても無理をして出勤したことのある美容師さんも多いかと思います。

感染対策で体調管理を徹底していても、季節の変わり目に体調を崩してしまうのは誰でも起こることです。
美容師はしっかりとした体調管理が求められますが、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。
今回は、美容師が体調を崩してしまったときの対処方法や、体調管理のコツについて解説します。

1.体調不良のときはどうする?

朝起きて体調不良を感じたとき、無理をして出勤するか休むべきか迷うこともあるかと思います。
美容師が発熱や咳などの体調不良になったときの対処法や、当日欠勤する際の注意点などを紹介します。

1-1.無理をせず休む

自分の指名予約が入っていて当日欠勤しにくいスタイリストさんや、先輩に叱られるのが怖くて休みづらさを感じる新人アシスタントさんもいるかと思います。

しかし、体調が優れないなと感じるときは、無理をせず休む勇気を持つことも必要です。体調が悪い状態で仕事をしても集中できず、ミスをしてしまう可能性も高くなるからです。

また、他のスタッフやお客様に感染するリスクもあり、自分自身も症状が悪化する恐れがあります。
体調不良のときは、無理をせずに回復するまでしっかり休みましょう。

1-2.上司に連絡を入れる

仕事を休みたいときは、店長やオーナーなど上司に連絡を入れて相談しましょう。電話やLINE、メールなどサロンのルールに則った方法で、始業直前ではなく、できる限り早い段階で連絡するのがマナーです。
また、休んだ場合は夕方以降に状況報告をして、翌日の出勤が出来そうかどうかも伝えておきましょう。

1-3.指名予約が入っている場合

指名予約が入っている日に休む場合は、お客様にも連絡する必要があります。代わりのスタッフが施術に入るか、別日の予約に変更してもらうことになります。
お客様の予定にも影響するため、早めに伝えることが大切です。お店からお客様に連絡を入れるのか、自分が直接お客様に連絡を取るかはサロンによって異なるため、確認しておきましょう。

2.なぜ体調管理が大切なのか

美容師はスタイリストになってからも、立ち仕事にハードワーク、スキルを磨くために休日のセミナー、モデルハントに撮影にと多忙な毎日を過ごします。

アシスタントの頃は若さも体力もあるため、多少無理をしても大丈夫と油断しがちですが、健康な体がなければ夢や目標を達成することは難しくなってしまいます。

若いうちから体調管理の大切さを知ることは、どのようなメリットがあるのかチェックしてみましょう。

2-1.パフォーマンスを維持するため

お客様への施術はベストなパフォーマンスを発揮したいですよね。そのためには技術を磨くこと、そして心と身体を磨き、「心技体」のバランスを整えることが大切です。

心と体はつながっているため、どちらかが心身ともに疲れが蓄積されると、良いパフォーマンスが発揮できず、やる気も低下して悪循環になることもあります。
心と体が万全の状態でお客様と向き合うために、まずは自分自身のケアを大切にしましょう。

2-2.美容師を長く続けるため

憧れていた美容師になったけど、長時間立ちっぱなしで動き回り、スタイリストになったら丸一日休憩が取れないこともあり、体力的も精神的にもきついと感じて美容師を辞めてしまう人は少なくありません。
疲れを溜め込まないためにリフレッシュ・休息を挟むこと、体調管理をすることは、美容師を長く続けていくための大切なポイントになります。足腰が痛いなど、身体に違和感がある場合も早めのケアを心掛けましょう。

3.体調管理の方法

体力勝負の美容師は、どのように体調管理を行えばよいのでしょうか。食事や睡眠、ストレス軽減など、日々の心掛けは体調の維持や回復につながります。普段の生活習慣を見直してみるのも良いでしょう。

3-1.生活習慣を整える

体調管理のポイントは「食事」「睡眠」「運動」です。
美容師は昼休憩が取りにくく、遅い帰宅になると食事は簡単に済ませがちなので、栄養が偏らないように栄養バランスの取れた食事を意識することが大事です。
また、疲れを感じるときは十分な睡眠時間を確保して、心身の疲れを取ることが大切です。
お風呂は湯船に浸かると血行がよくなり、リフレッシュ効果も期待できます。立ち仕事で疲れた体を回復させましょう。

3-2.ストレスを解消する

ストレスの溜めすぎは体調を崩す原因になります。友人や家族と食事をする、趣味の時間を作って気分転換をする、ひとりの時間を作るなど、自分に合う上手なストレス解消法を身に付けましょう。

3-3.健康診断を受ける

健康診断を年に1度受けて、自分自身の健康状態を把握しましょう。
自覚症状のない病気の早期発見や、生活習慣病の予防ができるなどのメリットがあります。
勤めている美容室で健康診断を受けるのが難しい場合は、自分で直接病院・クリニックへ予約申し込みを行います。
また、人間ドックは検査項目が多く、健康診断よりも詳細に体の状態を調べることができます。

まとめ

今回は、美容師が体調不良になったときの対処方法や、体調管理のコツについて紹介しました。
自分の体調に気を配るヒマがないときや、生活習慣や体調等のコントロールが思い通りに出来ないときもあるかと思います。
自分でできる範囲で健康管理を実践し、心と身体の状態を整えてみてください。
体調不良を感じたら、回復するまで十分に休息をとり、万全な状態でサロンワークに取り組めるようにしましょう。