美容師はどんな就職先がある?美容師免許を活かせる仕事を紹介!

2022.06.24

美容師の勤務先といえば美容室が代表的ですが、美容室以外にも活躍の場があります。
美容学校によっては、トータルビューティーとしてメイク、エステ、ネイルなどといった美容に関する技術や専門知識を学べる機会があり、卒業後の就職先はどうしようか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、美容学校を卒業したあとの就職先の一例についてご紹介します。美容師免許を活かせる仕事を知りたい人も是非参考にしてみてください。

1.美容室に就職する場合

美容学校卒業後は、一般的に美容室に就職する人が多いですが、一口に美容室と言っても、大型店・小型店・個人経営店・有名店など様々です。
美容室全体の数は2021年の発表で25万店舗と増え続けており、コンビニの数よりも5倍近い数字になっています。
たくさんある美容室のなかから自分に合った就職先を選ぶのは簡単そうで実は難しいことでもあります。
情報収集をしっかりおこなって、サロンの特色を理解することが大切です。

1-1.大型美容室

大型美容室はチェーン展開する店や低価格店など規模が大きいサロンで、お客様の数もスタッフ数も多いのが特徴です。
教育カリキュラムが用意されていて、成長できる環境が整っているためキャリアアップしていきたい人に向いています。
また、大型店は社会保険加入や有給休暇などといった福利厚生が充実しているので、働きやすいというメリットもあります。
雑誌やメディアで取り上げられるような有名サロンは競争率が高くなる傾向です。

1-2.小型美容室

小型サロンは、オーナー自身がお店の経営とサロンワークをおこなっている場合がほとんどです。
地域密着型で規模がコンパクトなため、お客様との距離が近く、アットホームな美容室が多いです。
スタッフとオーナーとの距離も近いので、自分の意見やアイデアを出しやすく、ある程度の自由が利きやすいのも特徴です。
スタッフ数が少ない分、一人ひとりの仕事量が多くなりがちですが、技術をマンツーマンで教えてもらえるので、早い時期からスタイリストになれる可能性があります。

1-3.セット専門サロン

カットやカラーなどの施術をする一般的な美容室とは違い、ヘアセットや着付けを中心におこなうのがセット専門サロンです。
夜の商売をしているお客様をはじめ、パーティや花火大会、結婚式に参列するお客様などのヘアメイク、着付けをおこないます。
一日中崩れにくいヘアセットをスピーディーに作る技術が求められます。

2.美容室以外の就職先はどんな場所がある?

美容室で髪を切る美容師として働く以外にも、美容師免許を活かせる仕事があります。
たとえばヘアメイクアーティストやアイリスト、エステティシャン、ネイリスト、ブライダルヘアアーティストなど、美容関係の仕事は幅広いです。活躍の場の一例を見ていきましょう。

2-1.まつエクサロン、眉サロン

まつ毛エクステンションやまつ毛パーマなど目元のケアをおこなう専門店は、「まつエクサロン」「アイラッシュサロン」などと呼ばれ、美容師はアイリストとして活躍できます。まつ毛エクステの施術をおこなうには美容師免許が必要です。
最近は、眉を整える「眉サロン」も増えており、美容師免許を取得していればアイブロウリストとして活躍することも可能です。

2-2.結婚式場

結婚式場やホテル内にある美容室で働く美容師は、「ブライダル美容師」「ブライダルヘアメイクアーティスト」と呼ばれることもあります。
ヘアメイクを施すだけでなく、新郎新婦の和装、ドレスなど衣装の着付けや、挙式に参列するお客様のお仕度もおこないます。
ウエディングのほか、七五三、結納、記念祝賀会など様々なイベントにも対応します。人生で一度の特別の日のお手伝いをする、やりがいのある仕事です。

2-3.ヘアメイク事務所

ファッション系、広告系など事務所に依頼されるさまざまなヘアメイクを担当します。
アシスタントからスタートして、ある程度の経験を積んだあとに独立するケースが多いです。
ヘアメイクアーティストを目指す人に人気の就職先ですが競争率が高く、未経験での就職は狭き門なのが現実です。
美容学生のときからコンテストで入賞するなど、実績を作っておくことが大切です。

3.美容師の新しい働き方

20年、30年後も美容の仕事を続けていきたいと考えている人はたくさんいると思います。
美容業界が今後どのように変化するか、先を見据えたキャリアプランを定めることもおすすめです。
最後に、今後需要が高まることが予想されるフリーランス美容師や、高年齢層に向けたサービスをおこなう福祉美容師について紹介します。
今後の美容師のキャリアプランを定める際の参考にしてみてください。

3-1.フリーランス美容師

働き方改革や業務形態の多様化が美容業界でも進んできていて、フリーランス美容師という働き方をする人が増えています。
雇用という枠に捉われず自由に働くというスタイルがフリーランス美容師で、業務委託サロンや、面貸しを利用した働き方をするのが主流です。
フリーランス美容師は自分の力で生計を立てる必要があるため、美容師の技術・スキルがある程度身についてから挑戦するのをおすすめします。

3-2.福祉美容師

福祉美容師は、介護施設や利用者の自宅へ訪問して美容施術をおこなう仕事で、「訪問美容師」と呼ばれることもあります。
高齢で介護を要する方や、障がいを持つ方、妊婦さんなど美容室へ出向くのが困難な人のヘアカットやカラーなどの美容施術をおこなうため、基本的な介護知識の理解も求められます。
高齢化が見込まれる日本での福祉美容は、今後ニーズが高まっていくことが予想されます。

4.美容師の活躍の場は広い!自分が進みたい道を選ぼう

今回は、美容師の就職先について紹介しました。
就職してから「イメージと違った」「やりたいことができない」と後悔しないためにも、将来はどうなりたいかという明確な目標を持って、自分に合ったサロンや就職先を探してみましょう。

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